ニュウナイスズメ(ハタオリドリ科)
Russet Sparrow (14cm)
本州中部以北の山地や落葉広葉樹林で局地的に繁殖するが
秋冬は関東以西の暖かい平地に移動する。
スズメより全体に白っぽく明るい配色で、頬に黒班がなく腹が白っぽくきれい。
特にオスは頭から背にかけての赤茶が鮮やかで目立つが
メスは地味な色彩で、白い眉班が太くウグイス科と見間違えそう。
なぜか銀山平では、春一番に現れるスズメと入れ替わるように姿を現し
ニュウナイスズメの居る時期には、スズメが見られず共生しないのかしら?と思う。
夫婦で巣作りに励み、ログハウスの軒下や空気穴などにも営巣し
我家の犬小屋周辺に頻繁に現れ、抜け毛を持ち帰ったり、こぼれ餌をとったり
気軽に人を利用する為、薪ストーブを使わなくなる6月に煙突から入ってきては
出られず、逃がすのに大騒ぎとなる事もしばしば。
キセキレイの巣に蛇が近づいたときには、親鳥に応援するかのように
近くにいたニュウナイスズメが一緒になって大騒ぎし、追い払おうとしていた。
また雛の巣立ちも早く、まだ嘴が黄色く、巣立ったばかりの雛を
周辺の草むらで見かけることも多く、必ず近くで親鳥が騒ぐので
見ていてとても微笑ましい。
銀山平では、キセキレイとこのニュウナイスズメが一番人を利用し
繁殖に貢献させられているようで、身近に感じられます。
2017年 4月30日
春には子育て中の雌雄をペアで見かけるのですが、巣立ちが終わると姿を消します。
そして夏に芝を啄む野鳥を見かけ、ウグイス科で検索していましたが
後でニュウナイスズメのメスの群れと教わりました。
何回もニュウナイスズメのメスには迷わされますので、数が増えますが
今後間違えないように秋の小さな群れをアップしておきます。
2010年6月20日 オス
メス
2011年6月20日 雛
2014年6月5日
6月9日