イヌワシ(タカ科)
Golden Eagle ( ♂ 81cm ♀ 89cm)
主に本州の山地で繁殖する留鳥で、生息数が非常に少なく、天然記念物である。
山地帯~高山帯を生活圏とし、大きな岩場があり、その下方に森林と草地がある
山を好み、主に野兎やキジ、ヘビなどを捕食する。
谷間の上昇気流に乗り、ゆっくりと帆翔しながら地上を見回し、獲物を探し
獲物を見つけると、急降下して強い足指の爪で襲う。
1年を通しつがいで暮らし、断崖の岩棚や大木の太枝に枯れ枝を集めて巣を作る。
警戒心が強く、人が近づくと巣を放棄する事もある。
成鳥は頭上から首にかけて金褐色で、他は全身が黒褐色。
足元まで羽毛で覆われている。
幼鳥や若鳥は、翼と尾の下面にある白班が目立つ。
イヌワシは上空を飛翔することがほとんどで、写真を撮れないと諦めていましたが
冬季の散歩エリアで佐梨川上を低く、ゆったりと移動する姿に
急遽撮ることができました。まさかイヌワシとは思わなかったのですが
幼鳥であるとコメントで教えていただきました。
2018年2月28日
2011年7月20日 (上田様提供)